ターンイットインの所要時間は？ 全学生が知るべき情報

あなたは論文をTurnitinに提出しましたが、結果はまだ返却されていません。 

では、実際にどれくらい時間がかかるのでしょうか？ 締め切りが迫ると、多くの学生が時間の問題で不安になります。 

このガイドでは、Turnitinの処理が遅れる原因、遅延が発生する理由、そして問題を回避するためにできる対策について詳しく解説します。何を期待すればよいのかを把握することで、落ち着いて期限内に提出するための助けになるでしょう。さあ、始めましょう！

ターンイットインのチェック結果の報告書はどれくらいの時間で生成されますか?

Turnitinは通常、類似性レポートを迅速に処理し、ほとんどの学生が15～30分以内に結果を受け取ります。しかし、必ずしもそうとは限りません。中間試験や期末試験などのアクセスが集中する時期には、レポートの生成に数時間、または丸一日かかることもあります。そのため、締め切り前には余裕を持って提出することをお勧めします。

もし論文の改訂版を提出する場合、Turnitinは通常、再提出時の類似性レポート間に24時間の遅延を設けています。これは、以前の下書きが一致と認識され、結果に影響を及ぼすのを防ぐためです。

TurnitinのAIライティングレポートは、通常、類似性スコアと一緒に表示されます。もし表示されない場合、担当教員や所属機関がAI検出機能を無効にしている可能性があります。また、エッセイがTurnitinのAIツールがまだサポートしていない言語で書かれている場合にも、レポートが表示されないことがあります。

なぜ類似性レポートが生成されないのか？

Turnitinのダッシュボードを見つめ、類似性レポートの表示を待っている場合、あなたはあなただけではなく、遅延にはいくつかの理由が考えられます。システムは通常迅速に動作しますが、特定の要因によりレポートが全く表示されないこともあります。

1. 講師の設定によりアクセスが制限されている可能性

多くの場合、問題は講師が課題をどのように設定したかに起因します。一部の教授は、課題の提出期限が過ぎるまでTurnitinがレポートを生成しないように設定しています。あるいは、学生がレポートを一切閲覧できないようにする場合もあります。もし、作品を提出した後、相応の時間を待ってもフィードバックが確認できない場合は、講師に確認すると良いでしょう。

2. ファイル形式が対応していない可能性 

ファイルが正常にアップロードされても、ファイルの種類やフォーマットがサポート対象でない場合、Turnitinは類似性レポートを生成しません。以下は一般的な例です:

• サポート対象外のファイルタイプ:

  • パスワード保護された文書

  • Microsoft Works (.wps)

  • Wordマクロ有効 (.docm)

  • Google DocsからのOpenOfficeファイル (.odt, .doc)

  • Apple Pages文書

  • Microsoft Excel以外で作成されたスプレッドシート

  • 視覚的または装飾的な効果が施されたテキストファイル

  

• ファイルのフォーマットに関する問題:

  • スキャンされた画像（選択不可のテキスト）、フォーム、またはポートフォリオとしてのPDF

  • 影や3Dテキストなどの効果を使用したPowerPointファイル

  • PowerPointで「Slate」テーマが使用されている場合、テキストが選択できずTurnitinに読み取られなくなる

もしTurnitinがファイルから読み取り・ハイライト可能なテキストを抽出できなければ、システムはそのファイルを処理できません。

3. 同じ論文を複数回提出している場合

再提出には独自のルールがあります。従来の課題では、最初の3回のアップロードで即時にレポートが返されますが、その上限を超えると追加の提出は24時間の遅延が適用されます。新しいTurnitinの設定では、1日に3回の再提出が可能で、それ以上は翌日まで待つ必要があります。なお、学生と講師の両方の行動がこの制限に含まれる点に注意してください。

4. AIレポートが表示されない？ファイルが要件を満たしていない可能性

もしAI検出スコアも期待していたのに表示されない場合、これはファイルまたは内容に問題がある可能性があります.  

TurnitinがAIライティング検出ツールを動作させるには、ファイルが以下の技術的要件を満たしている必要があります:

• 対応言語: 英語、スペイン語、日本語のみが対象です

• 内容の要件:

  • 少なくとも300語の連続した散文文章

  • 合計で30,000語以内であること

• ファイルサイズ: 100 MB未満でなければなりません

• 対応フォーマット:

  • .docx

  • .pdf（選択可能なテキスト付き）

  • .txt

  • .rtf

もしファイルがこれらの要件に当てはまらない場合、またはスキャン画像、リスト、短文の内容の場合は、AI検出ツールはレポートを生成しません。

5. システムのダウンタイムが原因である可能性

場合によっては、問題がTurnitin側にあることもあります。サーバーの障害やメンテナンスのために、レポートの処理が遅れることがあります。システム全体の問題が疑われる場合は、Turnitinのサービスステータスページを確認して、障害が発生しているかどうかを確認するのが良いでしょう。

MoodleでTurnitinがキューに入る、またはフリーズしている？その意味と対処法

もしMoodle上であなたのTurnitin提出物が「Queued」と表示される場合、これはファイルがまだTurnitinに届いていないことを示しています。この遅延は通常、提出物をTurnitinに送信する役割を担うMoodleのバックグラウンドプロセス「cron job」によるものです。cronが最近実行されていないか、設定に誤りがある場合、ファイルがキューに留まってしまう可能性があります。

この問題を解決するために、あなたのMoodle管理者は以下の手順を実施してください:

• cronタスクの状態を確認する – サイト管理 > サーバー > スケジュールされたタスクで、正常に動作しているかどうかを確認します。

• Turnitin接続のテストを行う – プラグイン > 盗作対策 > Turnitin Plugin > Turnitin接続テストから接続状況を確認してください。

• 提出物を手動で更新する – Moodleの課題受信箱で、キューにあるファイルの横に表示されている更新アイコンをクリックして更新してください。

もしこれらの方法で解決しない場合は、管理者がAPIログを確認するか、エラー情報と提出の詳細を添えてTurnitinにサポートチケットを発行する必要があるかもしれません。

Turnitinにエッセイを提出するためのヒント

以下は Turnitinの使い方 に関するヒントです:

1. サポートされたファイル形式のみを使用する
   エッセイは.docx、.pdf、.txt、または.rtf形式のファイルとして提出してください。正しくサポートされた形式として保存されていない場合、.pages、.wps、またはGoogle Docsによるダウンロード形式は避けてください。

2. テキストが選択可能であることを確認する
   PDFを提出する際は、テキストをハイライトできる状態である必要があります。スキャンされた画像やテキストの写真はTurnitinで処理されません。

3. ファイルサイズは100MB以下にする
   大きなファイルはアップロードや処理に失敗する恐れがあります。必要に応じて画像を圧縮するか、大きな付録は分割してください。

4. 十分なオリジナル文章を含める
   TurnitinがAIレポートを生成するためには、少なくとも300単語の本文が必要です。箇条書きや表だけでは不十分です。

5. 直前の提出は避ける
   繁忙期には類似性レポートの生成に最大24時間かかる場合があります。修正または再提出の時間を確保するため、早めの提出をおすすめします。

6. ファイルの書式設定を確認する
   WordやPowerPointで影や3Dテキストなどの視覚効果を使用すると、テキストの抽出が妨げられる可能性があるため、避けてください。

7. アップロード前にエラーを再確認する
   提出後にファイルを変更すると、新たなレポート生成が遅れる恐れがあります。必ず提出前に内容を確認してください。

8. 再提出の回数制限を確認する
   通常、即時の再提出は3回可能です。それ以降は、新しい類似性レポートが生成されるまで24時間の待機が必要です。

9. 対応言語であることを確認する
   AI検出は英語、スペイン語、日本語にのみ対応しており、その他の言語の場合はAIスコアが生成されません。

10. レポートが生成されない場合は担当教官に連絡する
    類似性レポートが生成されない場合、課題設定が原因である可能性があります。技術的な問題と判断する前に、担当教官に確認してください。

Turnitinに誤ったファイルを提出してしまった？再提出または削除する方法

1. Turnitinに誤ったエッセイを提出してしまった場合は？

ミスは誰にでも起こり、誤ったファイルを提出してしまうことは意外とよくあります。もし間違った文書をアップロードしてしまった場合、第一にすぐに担当講師に連絡することが大切です。正しいバージョンをアップロードできるかどうかは、課題の設定によります:

• 締切前: 講師が再提出を許可している場合、自分で正しいバージョンをアップロードできます。

• 締切後: 遅れての提出が認められていても、通常は再提出がブロックされます。課題のリセットや延長には、講師の助けが必要です。

講師があなたに代わって正しいファイルの再提出を行うか、再提出が可能な特別なアクセスを提供してくれることもあります。

2. Turnitinから提出物を削除できる？

学生自身で提出物を削除することはできません。 プライバシー、法的、または管理上の理由からTurnitinのデータベースからファイルを永久に削除する必要がある場合は、講師に依頼する必要があります。

次の手順に従ってください:

• あなたの提出IDを確認してください（Turnitinフィードバックスタジオ内の「i」アイコンをクリックすると確認できます）。

• どの課題とクラスに提出したのか、講師に伝えてください。

• 講師はそのリクエストを学校のTurnitin管理者に転送し、管理者がTurnitinリポジトリからの削除を要求する手続きを行います。

単に再提出でミスを修正したいだけの場合は、削除する必要はありません — 再提出が許可されていれば、新しいファイルが古いものに上書きされます。

最後に

Turnitinの処理時間についての説明は以上です。一般的な待ち時間、レポートが遅れる理由、そしてスムーズな提出をするための実践的なヒントを説明しました。これらの点を理解することで、計画をより確実に立て、直前のストレスを避けることができます。

早期の提出とガイドラインの遵守が、類似性レポートおよびAIレポートを期限内に受け取るためのカギです。もし問題が発生した場合は、講師または管理者に連絡を取ることで大きな助けになるでしょう。事前に準備を整えて、あなたのTurnitin利用体験をよりスムーズなものにしてください。